地域学習会(2023年度)

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地域学習会とは

2001年より、毎年ヘルスケア関連団体ワークショップを開催してまいりましたが、第3回の開催時に、地域での活動の重要性を感じ、関西地区で初めて「地域交流会」が2004年1月に開催されました。

年に1回のワークショップでは参加者に限りがあること、障がいや疾病のため、東京で開催するワークショップには参加しにくいこと、さらには地域ごとに検討しなければならない課題があることから,各地域での情報交換なども強化するために、全国規模での活動と、各地域の活動を併せてネットワークしていくという目的で地域学習会が広がっていきました。

会の目的にそって、「地域交流会」から「地域学習会」に名称を変更いたしました。

2023年度 地域学習会報告
北海道学習会

          第22回北海道学習会 2023年9月16日(日)

昨年、国連障害者権利委員会から日本政府への総括所見が出されました。幅広い内容のうちから特に障害者、就労、女性・子供の権利、インクルーシブ教育について重点的に、VHO-netの理事でありJDF(日本障害フォーラム)代表でいらっしゃる阿部一彦先生にお話いただきました。障害者権利条約をもとに国内法が改革されたが、地域からの発信が必要というお話でした。国の方向性を聴講し、それぞれの立場からの考えを意見交換しました。

          第21回北海道学習会 2023年6月4日(日)

昨年11月20日の第20回北海道学習会では「グリーフケアとは」~特に、愛する家族や親しい友人との死別後の悲嘆について~と題して、カトリックの修道女でもいらっしゃる高木慶子先生が、長年グリーフケア、ターミナルケアに携わっていらした経験から実例を交えてわかりやすくお話しくださいました。これを深めるため、第21回は前回講演内容を振り返り、患者会・親の会、医療関係者それぞれの立場から考えたこと、また実際に活かした事例等を話し合いました。

九州学習会

         第39回九州学習会 2023年11月3日(金・祝)

鹿児島県での取り組みについて、かごしま難病支援ネットワークの団体結成までの経緯、団体設立に向けて自治体の意識を変えるピアサポートの大切さについて発表します。設立後も手探りで始めたピアサポートのマニュアル作り、コロナ禍を経て、今年度開催されているピア相談員養成講座を受講者の感想などを交えて紹介し、ヘルスケア関連団体の今後の活動について活かします。

          第38回九州学習会 2023年6月3日(土)

病を持つ子ども自身が自ら病気を学ぶことを支援するピアサポートの在り方を模索する機会にしたいと考え、エーラス・ダンロス症候群を発症した佐藤萌(はじめ)さんの体験談と、母の恵美さんの親として経験談をお話しいただきました。その後、3グループに分かれて、感想や支援の在り方について意見交換を行いました。さらに、全体で学びを共有するため、グループ発表を行いました。

関東学習会

          第52回関東学習会 2023年12月3日(日)

第51回関東学習会では、准ファンドレイザーの岸紀子さんに講演していただき、ファンドレイジングにあたって基盤ともなる、団体のビジョン・ミッションを明確にすることの重要性について学びました。第52回では、事前に行ったアンケート結果をもとに、ビジョン・ミッションの伝え方について、グループワークで話し合いました。

          第51回関東学習会 2023年6月11日(日)

日本ファンドレイジング協会・準認定ファンドレイザーの岸紀子さんに講演していただき、ファンドレイジングにあたって非営利組織が共感を得られるための枠組みを学びました。各グループで、複数のテーマに沿った話し合い後、その都度、全体セッションで情報共有する形式としましたが、今後の自団体の活動や第52回へ繋がる学習会となったと思われます。

沖縄学習会

          第44回沖縄学習会 2023年11月25日(土)

■本日のオンライン沖縄学習会 グランドルール追加。 
①積極的に発言して参加しましょう。 ②楽しみながら学習会(沖縄に来たイメージをしながら)学びましょう。
■地域学習会メンバー(関東、関西、北陸、九州)の参加者と共に、医療・福祉・支援団体(患者会)における意思決定支援について学んだ。
■話題提供事例をデフォルメ作成、当日読み合わせ後、登場人物の関係性、民間療法について主治医はどのように関わったかなど不足情報を補い、2グループに分かれ、各自感想を述べた後、全体討論で各グループのファシリと参加者から本日の感想を発表した。

          第43回沖縄学習会 2023年6月25日(日)

■4年ぶりの会場参加と、オンライン参加のハイブリットでの開催だった。会場の中継とオンライン参加者をスクリーンに表示しながらの進行が実現できた。
■医療の現場で患者本人の意思は聞かれぬまま治療が進みわだかまりを感じることがある。当事者が意思決定するために患者会ができることについて学んだ。 
■議論のトリガーとなる模擬事例を準備し、当日読み合わせ後、登場人物の関係性など不足情報を補い、各自感想を発表した。金城先生の講義後、本日の感想を発表した。

北陸学習会

          第35回北陸学習会 2023年7月22日(土)

女性クリニックWe!TOYAMA代表・産科婦人科医の種部恭子先生に講演していただき、「すべての命が輝く社会に」という理念を掲げ医療の中で新たな分野を開かれ、社会における課題を見える化し支援を充実させる活動をお聞きし、ヘルスケア団体活動に共通する考え方や実践を学ぶ事ができ、今後の活動に繋がる学習会になったと思います
その後、2グル-プに分かれ、感想・自分たちの抱える悩み、他グループとの意見交換し参加者全体で共有するためにグループ発表を行いました。

関西学習会

           第54回関西学習会 2023年10月7日(土)

関西学習会が取り組んできた合同模擬講演 『疾患は違えど。マッチング講演会』の、今回は特別編として、多くのヘルスケア関連団体の形態である 「セルフヘルプグループ」について、改めて学ぶ機会を持ちました。奈良県立医科大学教育開発センター 岡本左和子さんのコーディネートのもと、『特定非営利活動法人 ひょうごセルフヘルプ支援センター』の中田智惠海さん、浅野とも子さん、山口陽子さんの3名が、合同講演会風にバトンタッチしながらセルフヘルプグループについてお話くださいました。今回は通常の講演会の形態となりましたが、「セルフヘルプグループ」の特長や意義を学ぶと同時に、講演の進め方の基本を再度確認できる良い機会となりました。

          第53回関西学習会 2023年7月17日(月)

関西学習会が伝統的に取り組んできた合同模擬講演を継承し、2人の講演者がコーディネーターと共に準備して、本日、ハイブリッドにて講演会をおこないました。それぞれ、疾患は違っていても伝えたい想いやメッセージには共通性があり、かつ、互いに協働するからこそ見えてくるものがあります。それを共有し、学び合う場として、合同模擬講演を、『疾患は違えど。マッチング講演会』と命名。今回は、『日本ハンチントン病ネットワーク』の中井伴子さんと、『全国膠原病友の会』の森幸子さんが、監事の伊藤智樹先生のコーディネートのもと、「社会資源」を共通テーマに講演。その後、質疑応答や意見交換をおこない、学びを深めました。

東北学習会

          第42回東北学習会 2023年7月8日(土)

東北学習会の第41回学習会では障がい者、難病患者等の経済的・就労的問題から社会保険労務士の先生より基本的な公的年金制度のお話とグループディスカッションを行い、そこで就労についても課題が見つかりました。今回は、東北の患者会団体から就労に関して困った事例や経験談の発表と、社会保険労士先生の就労についてのご講演を頂き、その後にグループディスカッションをしました。

           第43回東北学習会 2023年11月19日(日)

東北学習会では、第41回と第42回の学習会で、障がいのある方や難病の方の年金問題や就労問題についての学習を行いました。お二人の方から発表のあった事例をもとに、社会保険労務士の先生に講話をいただき、その後グループワークを行いました。今回第43回の学習会では、そのグループワークを通して、事例発表をされたお二人にどのような気づきがあったのか、気づいた事にどのような対処をされたのかを発表していただきました。

中・四国学習会

           第9回中・四国学習会 2023年8月26日(土)

団体が進めるピアサポートとして、「VHO-netが考えるピアサポート5か条」を基に、その歴史、作成の経緯から、ピアサポート活動を社会に向けて発信していき、ひいては社会に還元していけるものだということを確認する。また厚労省では福祉現場でのピアサポーター雇用(幾つかの条件をクリア)による請求加算の施策を作るなど、ピアサポーターへの重要性が高まっている。
以上を学んだうえで、参加各会で行っているピアサポートの現状や各会で抱えている課題を発表し、どのようにしたら課題解決できるかを考える機会にする。

東海学習会

           第29回東海学習会 2023年11月11日(土)

WEB会議を始めるにあたっての困り事について事前にアンケートをとり、その結果を元にデジタル委員である照喜名通氏にご講義いただいた。
講義内容はZOOMのホワイトボード機能の操作、アウトブレイクルームの設定、LINE通話の操作方法などであったが、参加者がすぐに実践できるように丁寧なご講義かつ、非常にアットホームな雰囲気で、参加者の大半がITの使用を苦手としながらも、楽しみながら学べた学習会であった。

           第28回東海学習会 2023年7月1日(土)

・「ポリオ友の会東海」とは
ポリオ(急性灰白髄炎)罹患者たちの会 会員数:約250人 平均年齢:約75歳
・オンライン行事の良さと難しさ 
(プラス)画面越しでも参加者全員の顔が見える
(マイナス)一人の人が長く話してしまうと、他の人が話せない
(マイナス) 隣どおし、近くの人など個別での会話ができない
(マイナス) 雰囲気がつかみにくい     
★全会員向け集会はハイブリッドが理想!