用語解説
VHO-netはVoluntary Healthcare Organization Networkの略です。
日本語ではヘルスケア関連団体ネットワーキングの会と表記します。
ヘルスケアの意味は広く健康に関するケアを示します。 ここで示すヘルスケア関連団体は、疾病、障がいのみにこだわるのではなく、はば広く精神、社会に調和がとれるために必要な活動をしている団体も含めており、それは関連という言葉にも同様の意味をこめています。
ただし、物的環境などハード面まで広げるのではなく、人を中心と考えています。また、団体の条件として、非営利があげられます。非営利であれば、法人格の有無、団体の大きさには規定はありません。
ケアはセルフケア、予防、治療に関するケア、相互ケア(仲間同士のケア)、家族介護などさまざまな形と方法等を含みます。健康に関するケアであればどの分野、どの形でも良いと考えます。
上記の考えは、立場を越えて、多くの人が理解しあうことでさまざまな健康に関する課題を共有し、解決策を見出せるということが基本となっています。
VHO-netでのリーダーとは非営利のヘルスケア関連団体のリーダーを示しますが、必ずしも代表である必要はありません。各団体の中である程度の責任を持ち、リーダーシップをとる役割を持つ人を示します。当会で得たメリットを各団体にもどって活かすことができる人です。
VHO-netの企画・運営を務める役割を持ちます。
中央世話人による会議を中央世話人会と称し、VHO-netの活動全体について責任を持ちます。中央世話人会は定期的に開催し、会の活動の方針を決定します。会則の決定も中央世話人会が責任を持ちます。
中央世話人から、代表世話人を選出します。代表世話人はVHO-netを代表して公的な場などで発言する場合、もしくはVHO-net内の活動について課題がある場合に中央世話人を代表して解決に向けて取り組む役割があります。
地域世話人は、運営委員の代表として各地域学習会の企画・運営を務める役割を持ちます。中央・地域世話人会に出席し、地域を越えた議論に参加し、VHO-net全体の活動を理解しつつ、担当地域学習会が円滑に活動できるようリーダーとしての役割を果たします。
プロジェクト・目的別に設置され、ワークショップ準備委員会、地域学習会運営委員会等があります。各委員会には中央世話人が入っていることが原則です。
地域学習会メンバーが集まり、課題を共に考える会です。受け身ではなく全員参加型の会であり、グループワークを主軸として、テーマについて話し合います。課題を共有する、解決策を考えることで、リーダーの相互理解、エンパワメントを目指します。また、討議したことから、共に具体的な活動を展開します。
地域ごとに地域学習会メンバーが集まり、課題を共に考える会です。ワークショップ同様、全員参加型の会であり、それぞれの地域に則したテーマや参加メンバーの意見を集約してテーマを決め、学習会を開催します。それぞれの地域学習会で話し合われた内容は、年に一度全国で集まって全体会議を開催し、発表します。
VHO-netのマスコットキャラクターは「まねきねこ」です。人を招き、ネットワークを広げようという意味がこめられています。